この記事は、私が運営しているスペインに関するあれこれを書いているブログ「スペインの扉」に2018年10月に掲載した記事を、ビタルスペインのお客様の為に加筆・再編集した内容となっています。

クレジットカードを使う時の注意点

スペインはクレジットカードでの支払いが多くのお店、レストラン、タクシーで可能です。ですがカフェテリアやバールの中には現金だけでしか支払えない場所もあります。その場合は店先に

“No aceptamos tarjeta de credito”(クレジットカード/TARJETA DE CREDITOでの支払い不可)

などのコメントがあったりします。注文を始めてしまう前にそういった注意書きがないかどうか、または入り口の扉にクレジットカード払いOKを案内する各種クレジットードのシールが張ってあるかどうか、カードでの支払いが可能かどうかを確認しておくとよいですね。

“Se puede pagar con tarjeta de credito?” (クレジットカードでの支払いは可能ですか?)

この一行を旅のメモに控えておくと役に立つかもしれません。

こういった一部の場所を除いては、万が一スリに遭ってしまって保険でカバーされない現金を多く携帯するより、クレジットカードでのお支払いがお奨めです。こちらでは、5~6ユーロの支払いでもカードで支払う人がたくさんいます。ただし、ショップによって最低利用金額が異なりますので、支払う前に確認をしておいたほうが懸命です。

もちろん、地下鉄、RENFEの乗車券や美術館の入場券購入窓口の多くではクレジットカードでの購入が可能ですので、現地で使うお金のほとんどをクレジットカードで済ませるように選択していくのも一つの対策だといえます。

でもそのときに必ず気をつけておかなければいけない点があります。

それは支払い時にはカードホルダーの身分証明書の提示とカードの暗証番号(PIN)の入力が求められるということです。(自動券売機はPINの入力のみ)

クレジットカードでの支払いは日本でも一般的ですが、カード詐欺などの被害が多いスペインでは、この2点を間違いなく求められます。但し、小額の場合PIN入力を求めないお店もあります。基準はどうもお店によって異なるようなので、PINを求められる、という心構えでいれば安心です。

よく聞く例は、”ここの食事代はクレジットカードで”、と思っていたのに支払い時に暗証番号を聞かれて控えておらず、支払いができなかった、あるいはパスポート原本をホテルの金庫内に置いてきたのでカードで支払いができなかったというケース。多くの場合皆様現金を携帯されているので事なきを得ています。

ですから必ず、身分証明書(パスポート)の携帯と暗証番号(PIN-4桁)を必ず“記憶”しておきましょう。

万が一の盗難、スリを考えて、暗証番号は記憶されておくか、カードを保管している場所とは別の場所に分けてメモをしておくかのどちらかがよいでしょう。

身分証明書の提示は、団体旅行に参加されていてツアー中に案内される旅行代理店の契約土産店やレストランを除くと、ほとんどの場所で原本の提示を求められるので、併せてその携帯方法の検討もしておくと安心ですね。

そして出発前に、携行されるクレジット会社の紛失届け連絡先は別途控えて置かれると万全です。

ちなみに日本のクレジットカードには写真入タイプのものがありますが、カードホルダーの写真=自分を証明しているのだから身分証明書は要らないよね、というのも海外では通用しないこともあります。写真入のクレジットカードでも身分証明書(パスポート原本)の提示を求められることもあるので要注意です。

クレジットカードの利用できる場所

これは、項目に立てるほどでもありませんが、全国以下の場所で利用できます。

  • RENFEの券売機・チケット購入窓口
  • 主要都市地下鉄券売機。小額の切符1枚でもカードでの購入が可能です。
  • 主要都市の多くのタクシー(但し義務付けられていないので、一部利用できない都市、タクシーがあるのでご注意ください。
  • 各種宿泊施設。但し、個人契約をするような宿泊設備での支払いには、カード払いを受けない場合もあるので、現地に到着するまでに確認をする必要があります。
  • レストラン、カフェテリア、バルなどの飲食店。ただし、最少支払い金額が店によって異なりますので、ご注意ください。朝食サービスやコーヒー、ビール、グラスワイン1杯など、小額の場合は現金で支払うのが一般的です。
  • ファーストフード店
  • 映画館
  • 主要都市の有名美術館(一部のみ。カードで購入が可能か窓口で確認ください。)
  • 医療機関。歯医者、町医者、大病院など基本カードでの支払いが可能です。(医療サービスを受ける場合については、別の記事でご紹介しています。)

現金での支払い時のトラブル

スペイン国内の日常生活では50ユーロ以上の大きな単位のお札があまり流通していないという難点があります。

50ユーロを出すと、えぇ!と声付きで驚く店員さんもいまだにいます。スペインのお店は日本のように開店前におつりを準備しておくとか、常におつりがなくならないように気を配っているお店はごく稀で、おつりがないよ、と言われることがあります。

せっかく買おう!と乗り気になったのにおつりがなくて買い物をあきらめなくちゃならないとは、トラベラーにとっては悔しいですよね。明らかにチェーン展開の大手のお店なら流通も個人商店に比べて早いのでお釣りがないといわれるケースは少ないですが、どう見ても個人商店、街中のスタンド、小さなカフェなどでは小さめのお金を自分が持っているかどうかの確認をしてから利用するのが賢明です。支払い時に50ユーロ札を見せると明らかに嫌な顔をする店員も未だにいますから、そういった顔を見て嫌な気分になるとせっかくの旅が台無しです。

ショップの支払いカウンターなどで「No se admiten billetes de 100euro 」などという張り紙がある事があります。

これはまさに「100ユーロ札受け付けません」とあらかじめ断りを入れているのです。小さなものを購入して崩してもらおうというのが以外に通用しない技だったりしますから余計に悩ましいです。

市内のバスは5ユーロ札しか受け付けてくれません

これはほぼスペイン全域で言えることです。日本同様バスはいわゆるワンマンバスで、支払いは乗車時になります。通常運転手のいるブースの上部に「5ユーロ札以上のお札での支払い不可」という内容の利用案内注意が書いてあります。筆者自身、うっかり忘れていて家族と行楽からの帰宅時、私は回数券が2枚のこっていたけれど細かい現金がない!バスはもう発車間際!子供が小さいから一刻も早く家に帰りたい、大変疲れの溜まった状況で、パートナーはどこかへ両替に走り、私達だけ先に帰宅したなんていうこともありました。ご注意ください!!

タクシー利用時のアドバイス

タクシーでは移動距離は短いのに50ユーロ札しか持っていないと運転手がおつりが出せないとごねることもあります。私個人がこうゆうケースに遭遇したら、まずタクシーの運転手に自分が50ユーロ札しか持っていないことを伝えた上でお釣りが出せるかどうかを確認してから乗るようにします。もちろん言葉のハンディがあってこのような細かいことまで確認できない、なんてことにもなるでしょうから、タクシーに乗る場合は、10ユーロ、20ユーロ札があると安心です。

また最近はタクシーでもクレジットカード払いを受けてくれる運転手が増えました。50ユーロ札以下のお札や現金がない場合、タクシーの窓にクレジットカードのシールが張ってあるかどうか確認してから乗り込むと安心です。

2019年2月の現時点では、首都マドリード、カタルーニャ全都市、マラガ、バレンシア州全域で全タクシーでクレジットカードでの支払いが可能になっています。その他の地域ではまだ完全な義務化はされていませんので、前述の通り、窓にクレジットカードのシールが張ってあるかどうかを確認してからご利用ください。

現地に入ってから両替するお奨めの場所

スペインに入ってくる前に大きな紙幣は小さくして準備してくるのが最善です。日本の銀行で換金時に必ず小さい紙幣で準備してもらうように依頼をしましょう。または飛行機の経由地/乗り継ぎ空港内の銀行窓口で小さい紙幣に両替するのも賢明な手段です。

空港内の銀行なら英語は通じるので何とかなりますが、スペインの銀行窓口となると、英語が通じる可能性もぐっと減りますし、なんといっても旅行中に両替の心配をしながら行動するのって、落ち着かないですよね。そういった場合は、換金率が悪いですが、現地に到着する前に両替しておくのがやはり無難ではあります。

あるいは、現金は必要となったら、キャッシュディスペンサーで、クレジットカードを利用して現金を引き出す方法もお奨めです。

比較的のんびり旅行をする予定であるならば、町の中にある両替所を利用するのも一つの案です。

色々ある中で、Ria Currency Exchange というお店は、スペイン国内ではバルセロナ・マドリード・バレンシア・マジョルカ島で両替所を設けています。市内のお店を探すという手間はありますが、確実に空港内の両替所や日本の銀行より両替レートがいいので、筆者自身も極たまに必要である時に利用しています。また日本円をここで両替したらいくらになるか、ということもウェブサイト上で事前に確認できるので、興味のある方は小額で比較・利用してみてはいかがでしょうか。

Ria Currency Exchangeのオフィシャルウェブサイトはこちらから。

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