1.スペイン入国・出国に必要なパスポート

スペインはシェンゲン条約領域となります。

外務省の案内では、スペインへ入国するのに必要なパスポートとは、

  • 有効期間がシェンゲン領域国からの出国予定日から3か月以上残っているパスポートで
  • 10年以内に発効されたパスポート

の条件をクリアーしているパスポートとなります。

ありえなさそうで案外あるある失敗パターンの代表例の一つがパスポートに纏わる失敗です。
出発直前、空港へ行く途中、または空港でチェックインの手続きをする時に自分のパスポートが条件をクリアーしていなかった!ということが本当にあります。航空券の手配を開始する前に一度、お手元のパスポートを確認した上で旅の準備を進めましょう。

パスポートの申請手続きに関する詳しい情報は、外務省の「パスポート(旅券)」の項目をご参考ください。

2.2021年以降はETIAS電子認証システムへの申請が必要です

ETIASとは「EU TRAVEL INFORMATION & AUTORISATION SYSTEM」の略で、日本語では欧州渡航情報認証制度と訳されています。

ETIASの詳細を説明する公式ウェブサイト(日本語版)によると、

欧州渡航情報認証制度(ETIAS:エティアス)とはビザが免除されている日本やアメリカなどの国民が、シェンゲン協定国であるヨーロッパの一部の国に(ドイツ、イタリア、フランスなど26ヶ国)にビザを取得せず訪問するために必要な欧州渡航情報認証制度です。

簡単に言うと、日本人国籍・パスポートを所有している人は、スペインへ旅行に行くには旅行VISAはこれまで通り必要ありませんが、旅を開始する前に欧州の管理局に「私はこのパスポート番号でスペインに何時~何時まで行きますよ。」という連絡をし、「来てもいいですよ。」と事前に許可を出してもらう手続きです。

悲しいことに、欧州内で増え続けるテロ、欧州諸国が対応し切れていない移民問題など国境を越えた問題は年々増え続けています。人の往来をもっと厳密にして、事前に望ましくない人物の欧州内への進入を拒否することにより、欧州の治安維持に努めるというのが大義名分となっています。アメリカやカナダではすでに数年前から同様のシステムが導入されていますが、ついに欧州でも導入されることとなった、と言うことです。

まだ開始が始まっていないので、私のこの記事のこの項目も今後訂正を加える必要がでてくるでしょうが、2019年1月の時点では、申請方法は次のように公開されています。(公式ウェブページからの抜粋です。)

【ETIAS申請方法】

欧州連合(EU)への旅行資格のある各国旅行者は、ETIASが必要です。

ETIASに申請するにはインターネットに接続可能なパソコンやスマートフォンなどのデバイスから申請が必要です。エティアス申請の際に必要なものはIC入りのパスポートとETIASの申請費用を支払うためのクレジットカードとなります。

ETIASはEUに到着する前にオンラインで事前に申請しなければなりません。
審査に時間がかかる場合もあり、渡航予定が決まり次第、前もって申請することをおすすめ致します。

ETIAS申請に必要なもの

1.IC・機械読み取り式パスポート
(適用条件に満たしたパスポートが必要です)
2.クレジットカード
(申請費用はユーロ建てで決済されます。)

ETIASの失効と取り消しについて

1.ETIASの申請が不正に提出されたものとみなされている場合があり、申請者の状況が変更になった場合や、ETIAS承認の条件が有効であれば、ETIASの申請を取り消す必要はありません。ETIASの申請は、EU加盟国の当局によって行われます。

ETIASの詳細を説明する公式ウェブサイト(日本語版)によると、導入の開始は当初予定の2020年から一年延期されて、2021年からの開始となっています。すでに日本語のブログなどで2020年からという記事が散見されますが、正確には2021年となっています。情報はいつ変わるか分かりませんので、ご自身が申請する段階になったら、必ず公式ホームページをご確認のうえ、手続きを行ってくださいね。

3.万が一に備えて用意して持って行くべきものリスト

  • 有効なパスポートの写真付きページのカラーコピー
  • パスポート作成用写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 数枚
  • 戸籍謄本または妙本 1通(3ヶ月以内に発行された原本に限ります)
  • 旅行中に利用するカード会社の緊急連絡先控え
  • 飛行機(Eチケット)の控え/予備のコピー

これらは万が一の紛失、盗難に必要になります。スペインでパスポートを紛失・盗難にあった場合、バルセロナの領事館またはマドリードの大使館で再発行ないしは帰国のための渡航書発行手続きのための必要になります。必要にならないのが一番よいのですが、万が一必要になってしまった場合、戸籍謄本や妙本は大使館・領事館を通じて取り寄せることができないません。備えあれば憂い無し。準備の比較的容易な間に取り寄せて起きましょう。

4.医療品、薬関係、その他

これは、普段からどれだけここの品目を必要としているかにもよって変わってきますが、お国変われば水変わる。

お腹を壊すとまではいかなくても、食事が重い、水が合わない、食事時間があわないなどで意外と体はストレスを受けているものです。胃薬や整腸剤、ビタミン剤、風邪薬くらいはやはり持っていったほうがいいでしょう。

万が一の時は、スペインの薬局に駆け込むこともできますが、基本、こちらの薬は同じ効用の薬であれ薬品成分含有量が日本のものより多いようで、薬すらあわないことも考えられます。

  • 風邪薬
  • 胃腸薬/整腸剤
  • 絆創膏
  • オロナイン(万能軟膏なので私はこちらの日常でも旅先でも愛用しています♪)
  • 虫除けスプレーや虫指され用の軟膏(4月~11月)
  • 日焼け止め(3月~11月)
  • 折りたたみエコバッグ

普段常用していない整腸剤も、消化を助ける類のものであれば、スペイン滞在中は毎食事に呑まれるのもお奨めです。取れるようで案外取れない野菜料理。慣れないオリーブオイル料理、普段食べなれていないパン食中心の食事、あまり呑まないコーヒーをつい毎朝呑んでしまう…など、胃腸にもストレスを掛けていますよ。

夏場は蚊・虫除け対策を。蚊の出現は日本の常識範囲の気候に沿っていますが、気温が高い日が続くと、秋深い12月にも蚊がでる年もあります。こちらの虫指されの薬はあまり効きません。また薬の成分が合わずにアレルギー反応を起こすことも考えられます。普段お使いのものを日本からご持参されることが一番お奨めです。

日除け対策は、女性なら3月~11月の旅行には是非ご準備ください。ここ近年、温暖化の為かは分かりませんが、行く場所によっては11月でも日中30度以上の日差しが戻ってくる地方がたくさんあります。

また、折りたたみエコバッグをポーチやリュックに常に入れておくと何かと便利です。ここスペインでも急激にスーパー、デパート、お店でお買い物をする際に、少し前まで必ず買ったものを入れてくれていたビニールのお買い物袋が有料になりました。もちろんお金(ビニール袋一枚0.5€ほど)を払えばビニール袋に入れてくれますが、エコバッグを持参していれば、懐にも環境にも「無駄」をさせない優しいトラベラーでいられます。

5.たびレジの登録

別の項目「治安についてとその対策」でも書きましたが、治安は普通に良くなってきました。とは言え、海外旅行、知り合いもいない国へお出かけになる場合、万が一不慮の事故やアクシデント(考えたくないですがテロや大規模の自然災害など)に巻き込まれてしまった時、真っ先にあなたの心配をしてアクションを起こしてくれるのは、日本で待つ家族と日本の大使館です。

特に個人で旅行をされている場合、第三者がその行程を把握している人が少ないケースが少ないため、救援活動が遅れる可能性が高くなります。たびレジに登録していれば、少なくとも「いつからいつまでスペインに滞在しています」という情報が外務省に知らされているので、もしも大使館が邦人被害者へ直接なんらかのアクションをとる場合に役立ちます。ビタルスペインからも、たびレジへの登録を強くお奨めいたします。

たびレジって何?という方は、まず外務省のたびレジホームページで、登録するメリットをご確認ください。たびレジに登録すると

  • 海外渡航者の安全のため現地の重大事件・事故の情報を配信
  • 注意が必要なイベント・トラブルについて事前の注意喚起
  • 外務省海外安全ホームページの更新情報の配信

などがメールで配信されます。たびレジに関するQ&Aページはこちらから。

6.デジカメ・携帯電話のバッテリーの点検

もやはスマホやiPad、デジカメなどを持たずに旅に出かける人は皆無と言える時代になりましたね。言わずもがな、これらの電子機器は全てバッテリー、電池があってこそ機能するもの。観光中は意外とフラッシュ撮影をし過ぎて、普段よりずっと早くバッテリーを消耗してしまったということもよくある話。

スペイン滞在中、しかも観光中にバッテリー切れ!?なんてことにならないように、予備のバッテリー、充電器の準備をしっかりしていきましょう。

スペインの電源と電圧は日本と異なります。基本200V/50Hz。昔は地域によってスペイン国内でも異なる時代もありましたが、現在はほぼ全国統一されています。

コンセントの差込口は丸型Cタイプ。スペインで充電をする場合、日本から変圧器または差込アダプターを持参する必要がありますので必ず準備をしていきましょう。

7.日本のギフト

旅先での知らない人との出会いや現地の人々との交流は何よりも素敵な旅の思いでとなりますよね。そんな小さな出会いを大切にする方には是非準備していただきたいのが日本のギフト。

和紙で出来たしおり、日本風のハンカチや手ぬぐい、100均の和風の扇子やお箸、神社のお守りなど。小さくて軽くて、決して高価なものでなくていいのです。出会った人に記念として持っていただいたり、会話をするきっかけを作ったり、お礼を上手に言えない代わりに、と気持ちを表現するには十分な小さなギフトがこんな時、おても大きな役割を果たしてくれるでしょう。いつどこで誰にでも差し上げられるようにバッグに持ち歩いているときっと素敵なことが起こりますよ。

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